概要
Claude Desktopを使用していて、突然「MCPサーバー接続エラー」が表示され、Raindrop.ioのブックマーク機能が使えなくなる問題が発生することがあります。この記事では、アクセストークンが2週間で自動的に期限切れになる仕様への対処法を、手動更新とPowerShellによる自動化の両方で解説します。
📌 この記事で解決できること:
- MCPサーバー接続エラーの解消
- 2週間ごとのトークン更新方法
- PowerShellによる完全自動化
エラーの症状と原因
発生する症状
以下のような症状が現れた場合、アクセストークンの期限切れが原因です。
- Claude Desktop起動時に「MCPサーバー接続エラー」が表示される
- Raindrop.ioのブックマーク検索機能が使用できない
- エラーメッセージに「OAuth token has expired」と表示される
- 約2週間前は正常に動作していた
エラーの原因
Raindrop.ioのアクセストークンには、セキュリティ上の理由から14日間(2週間)の有効期限が設定されています。これは仕様であり変更できないため、定期的なトークン更新が必要となります。
手動でのトークン更新手順
エラーを今すぐ解決したい方は、以下の手順でトークンを更新してください。所要時間は約5分です。
ステップ1: Raindrop.ioでトークンを取得
- Raindrop.io Developer Consoleにアクセス
https://app.raindrop.io/settings/integrations - ログイン後、「Integrations」タブを開く
- 使用中のアプリケーションを選択(または新規作成)
- 「Create test token」ボタンをクリック
- 表示されたアクセストークンをコピー
⚠ 注意:
この画面を閉じると二度とトークンが表示されないため、必ずコピーしてください。
ステップ2: Claude Desktopの設定ファイルを更新
- 設定ファイルの場所を開く
- Windowsの場合:
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く - 以下のパスを入力してEnter:
%APPDATA%\Claude
- Windowsの場合:
- claude_desktop_config.jsonファイルをメモ帳で開く
- Raindrop.ioの設定部分を探す
{ "raindrop": { "command": "npx", "args": ["-y", "raindrop-mcp"], "env": { "RAINDROP_ACCESS_TOKEN": "ここに古いトークンがあります" } } } - 新しいトークンに置き換える
"RAINDROP_ACCESS_TOKEN": "コピーした新しいトークンをここに貼り付け" - ファイルを保存する
ステップ3: Claude Desktopを再起動
- Claude Desktopを完全に終了(システムトレイのアイコンも右クリックして「終了」)
- Claude Desktopを再度起動
- エラーが解消されていることを確認
✅ 完了:
これでトークンの更新が完了し、Raindrop.io機能が復活します。
PowerShellによる自動更新
IT管理者や技術的な知識がある方は、PowerShellスクリプトで自動化することができます。
前提条件
自動化には以下の情報が必要です:
| 項目 | 説明 | 取得場所 |
|---|---|---|
| Client ID | アプリケーション識別子 | Raindrop.io Developer Console |
| Client Secret | 秘密鍵 | |
| Refresh Token | 永続的トークン |
自動更新スクリプト
以下のPowerShellスクリプトをUpdate-RaindropToken.ps1として保存してください:
# Update-RaindropToken.ps1
# Raindrop.ioのトークンを自動更新するスクリプト
param(
[Parameter(Mandatory=$true)]
[string]$ClientId,
[Parameter(Mandatory=$true)]
[string]$ClientSecret,
[Parameter(Mandatory=$true)]
[string]$RefreshToken
)
Write-Host "Raindrop.ioトークンの更新を開始します..." -ForegroundColor Cyan
# APIリクエストのボディを作成
$body = @{
client_id = $ClientId
client_secret = $ClientSecret
grant_type = "refresh_token"
refresh_token = $RefreshToken
} | ConvertTo-Json
try {
# トークンを更新
$response = Invoke-RestMethod -Uri "https://raindrop.io/oauth/access_token" `
-Method POST `
-ContentType "application/json" `
-Body $body
if ($response.access_token) {
Write-Host "✓ 新しいトークンを取得しました" -ForegroundColor Green
# 設定ファイルのパス
$configPath = "$env:APPDATA\Claude\claude_desktop_config.json"
# バックアップを作成
$backupPath = "$env:APPDATA\Claude\config_backup_$(Get-Date -Format 'yyyyMMdd_HHmmss').json"
Copy-Item $configPath $backupPath
Write-Host "✓ 設定ファイルのバックアップを作成しました" -ForegroundColor Green
# 既存設定を読み込み
$config = Get-Content $configPath | ConvertFrom-Json
# トークンを更新
$config.mcpServers.raindrop.env.RAINDROP_ACCESS_TOKEN = $response.access_token
# 設定を保存(整形して保存)
$config | ConvertTo-Json -Depth 10 | Set-Content $configPath -Encoding UTF8
Write-Host "✓ 設定ファイルを更新しました" -ForegroundColor Green
# Claude Desktopを再起動
$claudeProcess = Get-Process -Name "Claude" -ErrorAction SilentlyContinue
if ($claudeProcess) {
Write-Host "Claude Desktopを再起動します..." -ForegroundColor Yellow
Stop-Process -Name "Claude" -Force
Start-Sleep -Seconds 3
Start-Process "claude:"
Write-Host "✓ Claude Desktopを再起動しました" -ForegroundColor Green
}
Write-Host "`n========================================" -ForegroundColor Cyan
Write-Host "トークンの更新が完了しました!" -ForegroundColor Green
Write-Host "次回更新予定日: $((Get-Date).AddDays(13).ToString('yyyy/MM/dd'))" -ForegroundColor Yellow
Write-Host "========================================`n" -ForegroundColor Cyan
} else {
throw "トークンの取得に失敗しました"
}
} catch {
Write-Host "✗ エラーが発生しました: $_" -ForegroundColor Red
Write-Host "設定を確認してください。" -ForegroundColor Yellow
exit 1
}
スクリプトの実行方法
- PowerShellを管理者として実行
- スクリプトを実行(実際の値に置き換えてください):
.\Update-RaindropToken.ps1 ` -ClientId "あなたのClientID" ` -ClientSecret "あなたのClientSecret" ` -RefreshToken "あなたのRefreshToken"
タスクスケジューラーでの自動実行
定期的に自動実行したい場合は、以下のコマンドでタスクを登録できます:
# タスクスケジューラーに登録するコマンド
$action = New-ScheduledTaskAction -Execute "PowerShell.exe" `
-Argument "-ExecutionPolicy Bypass -File C:\Scripts\Update-RaindropToken.ps1 -ClientId YOUR_ID -ClientSecret YOUR_SECRET -RefreshToken YOUR_REFRESH_TOKEN"
# 2週間ごと(隔週月曜日の朝9時)に実行
$trigger = New-ScheduledTaskTrigger -Weekly -DaysOfWeek Monday -At 9:00AM -WeeksInterval 2
# タスクを登録
Register-ScheduledTask -TaskName "Raindrop Token Auto Update" `
-Action $action -Trigger $trigger `
-Description "Raindrop.ioのアクセストークンを自動更新"
Write-Host "タスクスケジューラーへの登録が完了しました" -ForegroundColor Green
トークン更新を忘れないための対策
トークンは正確に14日後に失効します。忘れないように以下の対策をおすすめします:
📅 リマインダー設定のヒント:
- カレンダーアプリにリマインダーを設定
- 「Raindrop.ioトークン更新」という予定を作成
- 13日ごとに繰り返し設定(1日余裕を持たせる)
- 更新日をメモしておく
- トークン更新日をどこかにメモ
- 次回更新予定日を計算して記録
- この記事をブックマーク
- エラーが出たらすぐに参照できるように
よくあるエラーと対処法
| エラー内容 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| MCPサーバー接続エラー | トークン期限切れ | 本記事の手順でトークン更新 |
| OAuth token has expired | 14日間の有効期限切れ | 新しいトークンを取得して置換 |
| 設定ファイルが見つからない | パスの間違い | %APPDATA%\Claude を確認 |
| PowerShellスクリプトエラー | 実行ポリシー制限 | 管理者権限で実行 |
セキュリティ考慮点
⚠ セキュリティ注意:
- アクセストークンは絶対に公開しない
- Client SecretとRefresh Tokenは安全に管理する
- 設定ファイルのバックアップは定期的に削除する
- 不要になったトークンは無効化する
まとめ
Claude DesktopでRaindrop.ioが使えなくなる問題は、アクセストークンの2週間での自動失効が原因です。本記事では、手動での更新方法とPowerShellによる自動化の両方を解説しました。
🎯 対処法のまとめ:
- 今すぐ解決したい → 手動でトークンを更新(5分で完了)
- 定期的な更新を忘れたくない → カレンダーにリマインダーを設定
- 完全に自動化したい → PowerShellスクリプトとタスクスケジューラーを活用
この記事の手順に従えば、エラーを確実に解決できます。トークンの更新は面倒に感じるかもしれませんが、セキュリティを保つための重要な仕組みです。
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